ホールン - メデムブリック間を走る蒸気トラム
アムステルダムから特急(intercity)で北へ40分ほど？のところにあるホールン(hoorn)という小さな漁港・港町から同じく港町・メデムブリック(medemblik)までの区間で蒸気トラム(stoomtram)が走っています。客車は古く、木造で数種類のものが連結されて使われており、これに小柄な機関車が取り付けられて牽引し、ゴトゴトと走ります。客車はアメリカの西部劇に出てくるような、デッキが外気にさらされるタイプのもので、連結部分が面白く、体験した事のない体感です。機関車の排気ガスの匂い、コース沿いの家畜の匂い、広大な牧場の風景と、非日常が続きます。所用時間は1時間半ほど。蒸気トラムでは車内販売もなされる他、途中の駅で休憩やトイレタイムがとられます。
アドバイス
- さほど蒸気機関車には興味がないならば、食堂車付きの便がオススメ。日本の新幹線や特急電車のようにドリンクの車内販売が来てくれます。
- 公式サイトにある「De tram Hoorn vertrek 09:40u en Medemblik vertrek 11:25u wordt getrokken door de historische Diesellocomotief 101 van de Nederlandsche Tramweg-Maatschappij (NTM).」というのは、蒸気機関車ではなくディーゼル車が使用されるという意味なので注意。蒸気機関車による牽引を期待するならばこれ以外の便を利用する必要があります。
- Hoornの駅舎に時間を潰せるカフェはあります。路線そのものが博物館のようで、始発駅であるHoornの駅舎には歴史が感じられる展示場があります。
- medemblik駅にも時間を潰せるカフェがあります。席に座れるか否かは、その時の利用者の数によるでしょう。
- 最初の便でmedemblikに到着した際、駅前に無料で利用できる電気トラムがきていて、蒸気博物館とパネクックステーションを経由して再度medemblik駅に戻る1時間コースだった。
- medemblikで船に乗り換える場合は、船が停泊中でも食事ができるので、出港時刻待ちの間に正午の昼食を摂る案がある。コーヒー・紅茶が2ユーロといった価格。