オランダで使えるお金はユーロです。
2019.3.4
初めてユーロ圏に行った日本人が戸惑うものの一つ。日本よりもお金の種類が多いです。覚え方としては、日本のお金が1と5の単位であるのに対し、ユーロのお金は1と2と5の単位であると考えれば覚えやすいでしょう。
- 日本
- 1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉、1000円札、(2000円札)、5000円札、10000円札
- オランダ
- 1セント玉、2セント玉、5セント玉、10セント玉、20セント玉、50セント玉、1ユーロ玉、2ユーロ玉、5ユーロ札、10ユーロ札、20ユーロ札、50ユーロ札、100ユーロ札、200ユーロ札、500ユーロ札。※ただし、偽造等の理由から、50ユーロ札以上のお金はほとんど使われておらず、頻繁に利用するスーパーマーケットでは100ユーロ以上の額の札は受け付けない事態が起きています。
- クレジットカードが大変普及しています
- スキポール空港に到着の後、鉄道に乗るべく切符を買おうと券売機を探す流れるなりがちですが、その券売機、支払いは基本的にクレジットカードです。硬貨投入口のある券売機はコインが使えますが、札が使える券売機はありません。券売機は日本語表記未対応なので、札しか持っていない場合や券売機そのものを使えない場合は窓口に行って買う方法しかありません。窓口ならば現金で切符は買えますが、日本語は未対応です。他、大抵の店ではクレジットカード払いができるので、逆に言えばクレジットカードがあれば大変便利です。(2019/3/4)
オランダの水は硬水です。
日本の水は軟水で、慣れているせいもあってか美味しいのですが、オランダの水は硬水。なんていうか、石灰質な味がします。一度でもオランダの人達に日本の名水を飲ませてみたいです。尚、硬水で石灰質が多い為か、水道やシャワーや風呂や台所といった蛇口回りに石灰(kalk)が付着してきます。
スキポール空港で
- ネット回線
- 成田空港の公共無料無線LAN(Wi-Fi)と同様に、スキポール空港でも数時間まで無料で使えるようになった。回線に繋ぐとすぐに違和感のない日本語で接続手続き画面が表示される。ただし、空港の案内はオランダ語か英語で、日本語での案内はない。しかしながら、さほど難しくはない。
- その他
- マクドナルドやバーガーキングやオランダのコンビニやチェーン店、有料のシャワーもある。
アムステルダムで最初にお世話になるのがVVV(フェイ・フェイ・フェイ)
アムステルダムセントラルステーション(CSと略す)のほぼすぐ左前に見える白っぽい建物が観光案内所・VVVの入っている建物。残念ながら日本語スタッフは居ないが、アムステルダムからオランダ一般にかけての観光案内がヨーロッパ各国語でなされ、日本語のガイドブックも販売されている。地下にあるのがsmits koffie houseで、ちょっとした飲み物の他、オランダ料理のhutspot(ヒュッツポット)やエルテンスープも体験できるかも。
日本語解説のあるアムステルダムの観光サービス
- amsterdam city tour(バス)
- アムステルダム市内の観光名所を周回している二階建ての観光バス。Hop on Hop off と言い、バス停または乗り降りする指定場所でなら指定時間内で何度でも乗り降りできる。イヤホンを渡されるのでイヤホンジャックに接続し、言語を日本語に設定すれば要所手前で解説が聞ける。
- GASSAN diamond
- 上記バスでもコースに含まれているアムステルダムのダイヤモンド研磨企業。日本人スタッフが常駐していて、入口の窓口(reception)で申請登録すれば個人でもガイドをしてくれる。
- amsterdam museum
- アムステルダムの歴史についての博物館。アムステル川にダムが建設されてから今日までの歴史を展示と解説で学ぶ事ができる。日本語については、無料パンフレット表紙に掲載されているQRコードを各展示場所でかざすとスピーカーから説明が流れる方式で、全ての解説がなされるわけではない。
オランダ家庭の味
折角オランダにきたのだからオランダの『味』にも触れるべきだと思います。・・・が、残念ながら日本人の口に合うオランダ独自の味というのは多くはないのかも知れません。
- ハーリング
- イワシの塩漬け。空に向かってアーンと口を開け、尾ひれを掴んで頭から真っ直ぐ口に入れる食べ方がオランダ名物。少々生臭いが、寿司という食文化のある日本人ならば似たようなものと言える。アムステルダムには至るところに常設のハーリング店があったり、車両を使った特設店が設置されたりして、ハーリングの扱いは特別。
- キッベリング(kibbering)
- 白身魚のフライ。ハーリングや生魚の販売店でその場で食べられる。価格も手ごろ。チキンのフライなら日本でもよくあるだろうが、白身魚のそれはあまり見ないような。
- スタンポット
- 茹でたジャガイモを潰して野菜や肉類と混ぜたもの。マッシュポテトやポテトサラダのような外観をしています。オランダは海を埋め立てて造られた土地にて今でも道路工事には砂を多く使っている様子から、あまり土地が肥沃でなくても育つイモ類が栽培されたのかな?と勝手に想像しています。不味くはありませんが、あまり多くは食べられない気がします。
- パンネクック(pannekoek)
- 日本でいえばパンケーキ、ホットケーキと言っている食品に相当。ただし、生地がとても薄く、フルーツやクリームを乗せて食べるようです。はちみつが生地に入っているので、生地だけで食べても甘さがあります。
- エルテンスープ
- グリーンピースのスープです。人参やタマネギが入っていたりもします。グリーンピースが好きな方は向いているでしょう。
- ドロップ
- 噂通りのドロップです。確かに日本人には合わないと思います。真っ黒なドロップで、どうしてコレが継続的に販売できるの?というくらいの味と食感です。オランダ人と日本人の味覚の違いを感じさせられた食品の一つ。スーパーにいけば大抵売られているでしょう。
これは美味しい!と思った味
チーズを筆頭とした乳製品は【さすが】です。
- ピザ
- さすがはチーズの国といった感じ。ダム広場から伸びるdamstraat沿いのピザ店で食べた4色チーズのピザが絶品でした。一口食べるごとに口の中に広がる”いろんな味”が素晴らしいです。
- ワッフル
- ワッフルといったらベルギー・ブリュッセルが本場と思うかも知れませんが、オランダ・アムステルダムでも絶品を体験しました。waag(計量所)のレストランで寒い時期に食べたワッフルはオススメ。生地の原料と生クリームと作りと味付けがよかったのかな?さすがは牛乳の国。ただし、シーズン物かもしれません。
- ソフトクリーム
- ショッピングセンターで(なんと)50セントで売られていたソフトクリームが絶品でした。濃厚で固く締まっていて甘く、これもまた一口ごとに濃厚でクリーミーな味が口の中で広がりました。スーパーの冷蔵庫にいくとスラグローム(slagroom)なる飲み物がありますが、この濃厚な生クリームをそのままソフトクリームにした感じ。ソフトクリーム一本でお腹が膨れた感触がしました。
また、海産物も大変美味しく、安価に食べられます。
- ハーリング(haring)
- ニシンの塩漬けが生で提供される。刻んだタマネギやピクルスと一緒に食べる。
- キッベリング(kibbeling)
- 白身魚のフライ。タルタルソースをつけて食べる。
- サバの燻製(gerookte makreer)
- 鯖を燻製にしたもの。黄金の見た目は豪華で燻じた香りが秀逸。町の伝統的なハーリングショップでも安価に食べられる。
自転車は必要か?
オランダと言えば、木靴とチューリップと風車ともう一つ、『自転車』の国。アムステルダムをはじめ、オランダ国内には至るところに自転車道(fietspad)が敷かれています。という訳で、オランダ旅行では自転車は必要か?自転車があるとそんなに便利か?私の答えは、Nee!(No)。何故なら、多くの観光名所は『旧市街』を中心とした街中にあり、旧市街は徒歩を基準尺度とした縮尺で出来上がったせいか、徒歩で充分まわれるのです。ただし、アムステルダムならば確かに自由度は広がるし、自転車必要論があるなら一理あるとは思います。しかし、必要とまでは思いません。むしろ、混雑すると邪魔になるし、駐輪する場所探しが必要にもなるので、まずは徒歩でいかがでしょう?
アムステルダムの三大露店街
食品から衣類・時計・メガネ・電気器具・帽子・化粧品と幅広いジャンルが扱われている。
- アルバートキュープマルクト
- ハイネケンの後方のアルバートキュープ通りに密集しているほぼ常設の露店市。月曜から土曜の9時から17時。
>albertcuypmarkt.nl
- ダッパーマルクト
- アムステルダム唯一の風車のすぐ近く、ダッパー通りに密集しているほぼ常設の露店市。月曜から土曜の9時から17時。
>dappermarkt.nl
- ワーテルロープレインマルクト
- アムステルダム中心地のほぼ常態化している露店市。
>waterlooplein.amsterdam
便利なオランダのチェーン店
以下の4つのチェーン店舗が一ヶ所に集まっている場合がよくある。オランダに中長期滞在する人なら必ずお世話になるでしょう。
- albert hijn(アルバートハイン)
- まさにオランダのコンビニとスーパーの間といった感じ。街中・駅中からショッピングセンター内まで幅広い場所に出店。
- HEMA(ヘマ)
- 日用品から食品販売も展開。
- e-tos(エートス)
- コスメからドラッグなストアといったところか。殺虫スプレーなども売っている。
- kruidvat(クルードバット)
- 日用雑貨といったところか。
- blokker
- 家庭用品店。台所用品、トイレ/風呂/シャワー用品など。
- Media Markt
- 家電量販店。日本で言うところのビックカメラといった感じ。
名物レッドライトディストリクトは日が暮れてからが盛んに
オランダは夏と冬で日中の時間がとんでもなく差がある国ですが、アムステルダムの最たる風俗歓楽街・レッドライトディストリクトの最盛時間にも影響があるようです。冬は午後6時頃から人出も賑やかさもピークになるが、夏の場合は日が長いせいか、同じようになるには9時を過ぎる必要があるようです。つまり、日が暮れてから。夜になってから。思うに、この地帯のお姉さんたちの収益は冬の方が多いのでは?土曜日のアムステルダム中心街では、世界中から集まった酔っ払いをみられる可能性が高くなります。
オランダ土産選びについての注意 - 溶けます -
オランダの夏は日本に比べて涼しく、時には肌寒い時もありますが、その感覚のままチーズ・チョコレート・ストロープワッフルなどを土産物に選ぶと、日本に帰国直後に溶けてしまいます。
こんなことない?
- スキポール空港を満喫し、成田空港に到着すると、とても静かで閑散と感じる。スキポール空港と比べると、成田空港は田舎の駅みたいな雰囲気に感じる。
- 夏でも冬でも、預入荷物を受け取る際に冷たくなっていて、気温によっては滴るくらいに汗をかいている。
スーパーマーケットに無いビールを飲みたいと思ったら・・・
アムステルダム市内唯一の風車の足元に意外なる変わったビールカフェがあり、入り易く値段も手ごろです。>brouwerij't IJ
知っておいた方が良いオランダ情報
- 付加価値税の還付
- オランダで販売されている商品には21%もの消費税(付加価値税)が課されているが、EU圏外人の場合はこれが免除され、還付される制度がある。還付はスキポール空港内のvat refundカウンターや銀行やglovalblueのような事業者が扱ってくれる。globalblueは成田空港にもある。>globalblue.com